礼拝
友納 靖史
常盤台バプテスト教会 2021.11.28 主日礼拝 『 私たちの物語 』カーソン・フーシー宣教師 【使徒言行録26章9~23節 (新共同訳 新約 P.266 ,7)】
- 音声メッセージ
礼拝終了後掲載いたします。通信料が心配な方はこちらからご視聴ください。- 礼拝プログラム
- 前奏 奏楽者
招詞 詩編107篇1~2節 司式者
祈祷 司式者
賛美 148番 久しく待ちにし 1、2節
聖書 使徒言行録26章9~23節
特別賛美演奏 “世界に告げよ” 奏楽者
宣教 「私たちの物語」 カーソン・フーシー宣教師
祈祷
賛美 213番 われらに伝えよ 1、3節
献金感謝 司式者
祝祷
後奏 - 宣教概要
- 「世界バプテスト祈祷週間」の最初の日曜日を迎えておりますが、私たちは日本バプテスト女性連合から世界に遣わされた働き人を覚えて祈ると共に、常盤台教会の兄弟姉妹も宣教に携わるものとして、物語を分かち合うように命じられております。本日はキリスト教の宣教における物語の重要性について考えてみたいと思います。
物語は人々を結び付けるものです。「物語は二人の最短距離を作ってくれるものである。」と言われているほど、力があるものではないでしょうか。毎日、私たちは様々な物語に囲まれています。また、キリスト教の信仰でも、物語は基本的なものです。聖書のみ言葉はもちろん、自分自身の証しをすることは周囲の人々に私たちの創造主、救い主、聖霊の三位一体のお方を知らせる上で大切な行いです。使徒言行録の26章では使徒パウロはアグリッパ王の前で弁明する中で、キリスト教の物語と自分自身の物語を語っています。
私たちは物語を分かち合うとき、背景、告白、聞いたことを伝えるという三つの点が重要だと思います。最初にパウロの話したユダヤ教の背景は裁判関係者やユダヤ人や当時の教会の人々に対してイエス様の福音を宣教するために大事なことでした。次に、使徒パウロは裁判を行う支配者の前で彼の回心以前のキリスト者に対して行ったひどい迫害について告白しました。この告白を通して、パウロは何も隠していないということを周囲の人々に示しました。最後に、パウロはイエス様と周りの人々の言葉も聞きました。ダマスコへ向かう途中でパウロは初めてイエス様に出会い、イエス様の言葉に従って、どこに導かれても福音を伝えました。また様々な教会の信仰の成長や悩みを聞いて、神さまの良い道に指導しました。
パウロの模範のおかげで、私たちはどのように物語を分かち合うかが分かりました。子どもの頃から現在まで、私たちは様々な人生を経験して形作られてきました。お互いの相違点と共通点を基に物語を分かちあえば、隣人と貴重な関係を作ることが可能になります。また、罪を許され、他の人に自分の過去を告白するとき、他の人は、私たちが神様の栄光にふさわしい者ではないのに、イエス様の恵みに救われた罪人であることを理解できます。私たちの間違いを通して、周りの人々を支援できるようにもなります。最後にイエス様のみ言葉を受けると、自分の人生が変えられます。また、隣人と神さまと共に寄り添って歩んで行けると思います。
今年のアドベントの季節には世界中でこれまでに語ってきた中で最も重要な物語の一つを再び語ります。この季節にイエス様の誕生というキリスト教の素晴らしい基本的な話を振り返る時、自分の人生の物語も振り返り、隣人の話も聞きながら、お互いに神さまのより大きな物語を分かち合っていきましょう。